たんぱく質で、機能や作用はよく似ているが、構造(たんぱく質中のアミノ酸の並び方)が異なっているもの。
ATP(アデノシン三リン酸)をADP(アデノシン二リン酸)と無機リン酸に加水分解する酵素の総称。ATPアーゼ作用を示すタンパク質(酵素)はいずれも,生体内においては同時になんらかの機械的仕事(運動),浸透圧的仕事(能動輸送)などをおこなう機能タンパク質である。
肝臓、腎臓、骨芽細胞、胎盤、小腸をはじめ、広く全身に分布する酵素。臓器の壊死や破壊に伴う修復活動時の細胞再生時に血中に放出され、臓器や細胞機能の指標の一つとして扱われる。
大脳辺縁系の一部である、海馬体の一部。記憶や空間学習能力に関わる脳の器官を指す。
なんらかの刺激に応じて生物内の細胞膜に生じる一過性の膜電位の変化。活動電位は動物の本質的な必要条件であり、素早く組織間・内で情報を伝えることができる。
腓腹筋とヒラメ筋によって構成される下腿後部 (ふくらはぎ) の筋肉の総称。主に足首を屈曲・伸展させる動作をつかさどる。
筋肉と腱が複合的に活動することで発揮される解剖学的・運動学的機能の総称。
骨格筋中にある紡錘形の微小な感覚器。筋肉の収縮を感知して手足の位置・運動・重量・抵抗の感覚を起こす。動物の姿勢保持や細かい運動に重要な器官。
股関節を前方に曲げて脚を前に持ち上げる動作。
骨組織の表面に存在し、新しい骨をつくる働きをもつ細胞。古くなった骨を吸収する破骨細胞とともに、骨の代謝において重要な役割を果たしている。
哺乳綱(ほ乳類)に属する動物の分類群で、マウス、ラットなど、いわゆるネズミの仲間が属する。
骨格筋と腱の移行部にあるコラーゲン線維の皮膜に覆われた構造を持つ腱の感覚器。2種類の役目を持っており、一つは関節への負荷や曲がり方などを感知して運動感覚を得ることと、 もう一つは過剰な力によって腱や靱帯が損傷しないための安全装置である。
副腎皮質ホルモンの一種で、炭水化物、脂肪、およびタンパク代謝を制御し、生体にとって必須のホルモン。ストレスによって分泌量が増加する。
神経細胞間あるいは筋繊維(筋線維)、神経細胞と他種細胞間に形成される、シグナル伝達などの神経活動に関わる接合部位とその構造。
神経線維の軸索(じくさく)の周囲を髄鞘(ずいしょう)が包んでいる神経。(神経)興奮は髄鞘のとぎれている所を飛び飛びに伝わるので伝導が速く、脳脊髄神経と白質にみられる。
光や音や電磁波などの信号は様々な周波数の成分から構成されており、そのようなものから周波数毎の強さを定量的に求める処理手法。
膜電位は細胞の内外に存在する電位の差のことを指す。すべての細胞は細胞膜をはさんで細胞の中と外とでイオンの組成が異なっており、この電荷を持つイオンの分布の差が電位の差をもたらす。電荷の移動はある条件において見かけ上動かなくなり(定常状態)この状態を特に”静止膜電位”という。
大脳皮質と海馬に存在する主要な興奮性の神経細胞。形状が長く伸びた錐形をしているためこの名がある。
外的、内的要因によって起こる体表組織の物理的な損傷を指す。日常語では傷(きず)と呼ぶ。
足首の関節を足の裏(足底)の方向に折り曲げる動作。
神経細胞を同時刺激することにより2つの神経細胞間の信号伝達が持続的に向上する現象。
国際単位系における接頭辞の一つで、それぞれ基礎となる単位の10-12(ピコ:1兆分の1)及び10-9倍(ナノ:10億分の1)の量である事を示す。1ピコメートルは10-12m、1ナノメートルは10-9m。
特に医薬品の研究で、薬の性質を医師(観察者)からも患者からも不明にして行う臨床試験の方法。プラセボ効果や観察者バイアスの影響を防ぐ意味がある。
国際単位系における接頭辞の一つで、それぞれ基礎となる単位の10-12(ピコ:1兆分の1)及び10-9倍(ナノ:10億分の1)の量である事を示す。1ピコメートルは10-12m、1ナノメートルは10-9m。
細胞の接着・伸展を制御するアダプタータンパク質の一つ。ビンキュリン量が低下すると、細胞は接着できず、細胞伸展もできない。
スペクトル解析で得られる周波数の強さを「時間当たりに計測対象が運ぶエネルギー」(パワー)で表したもの。
日本語で「走りの経済性」と訳され、一般的に少ないエネルギーで効率よく走れる能力を意味する。
物質の結晶構造(結晶中の原子の配置)のタイプで正方晶を表す。チタンではルチル型が最安定構造を持つとされている。
筋線維の種類を指し、ミトコンドリアに富んで酸素を利用した持続的な収縮の可能な遅筋線維(I型、赤筋)と、ミトコンドリアは比較的少なくピルビン酸による瞬発的な収縮の可能な速筋線維(II型、白筋)にわけられる。
筋線維の種類を指し、ミトコンドリアに富んで酸素を利用した持続的な収縮の可能な遅筋線維(I型、赤筋)と、ミトコンドリアは比較的少なくピルビン酸による瞬発的な収縮の可能な速筋線維(II型、白筋)にわけられる。
筋肉の筋原線維を構成する主要たんぱく質の一種。分子の一部が酵素として働きATP(アデノシン三燐酸(リン酸))を分解し、そのときに得られるエネルギーで筋収縮を生じさせる。